小さな夢美術館の美術館紀行となりそうな美術館の旅第6話となります。
前回の東京紀行の時、かねてから念願の画家の展覧会に行くことができました。
この旅のきっかけとなったともいえるものです。
場所は目黒駅から程近い白金高輪。
東京都庭園美術館で開催されている「有元利夫展 天空の音楽」と題された展覧会です。

旧朝香宮邸ということで、表門から建物までの木立が瞬間の涼を届けてくれました。

邸内はアールデコ様式、天井から吊り下げられた照明はどれ一つとってみても、丹念に装飾を施されたものでした。
室内の壁、床、柱、天井は年代も経っており、作品の展示はとてつもなく大変だったでしょうと感じられます。
住居なので、当然窓がたくさんあり、凹凸のある壁面にはしっかりとした展示のためのパネルが取り付けられています。
そんな環境の中、有元氏の作品は以前からそこにあったように融け込んでいました。
何層にも塗り重ねられた顔料は建物と同じくらい時を共に刻んできたようです。
朽ちた感じを額の虫食いふうにするまで造りこんだ作品たちは、趣のある邸内の重厚さと一緒になって、心にずっしりと響いてきます。
そう、展覧会の題名のとおり、天空からの音楽のように、静かに流れるように・・・。
前回のそれぞれの女性展での、有元氏の作品「雲の誕生」を覚えていらっしゃる方もあるかと思います。
9月5日まで開催中ですので、是非お薦めいたします。
前回の東京紀行の時、かねてから念願の画家の展覧会に行くことができました。
この旅のきっかけとなったともいえるものです。
場所は目黒駅から程近い白金高輪。
東京都庭園美術館で開催されている「有元利夫展 天空の音楽」と題された展覧会です。

旧朝香宮邸ということで、表門から建物までの木立が瞬間の涼を届けてくれました。

邸内はアールデコ様式、天井から吊り下げられた照明はどれ一つとってみても、丹念に装飾を施されたものでした。
室内の壁、床、柱、天井は年代も経っており、作品の展示はとてつもなく大変だったでしょうと感じられます。
住居なので、当然窓がたくさんあり、凹凸のある壁面にはしっかりとした展示のためのパネルが取り付けられています。
そんな環境の中、有元氏の作品は以前からそこにあったように融け込んでいました。
何層にも塗り重ねられた顔料は建物と同じくらい時を共に刻んできたようです。
朽ちた感じを額の虫食いふうにするまで造りこんだ作品たちは、趣のある邸内の重厚さと一緒になって、心にずっしりと響いてきます。
そう、展覧会の題名のとおり、天空からの音楽のように、静かに流れるように・・・。
前回のそれぞれの女性展での、有元氏の作品「雲の誕生」を覚えていらっしゃる方もあるかと思います。
9月5日まで開催中ですので、是非お薦めいたします。
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